ローマコイン(ギリシャ/ビザンチン)識別用カタログガイド

目次

はじめに

ローマコイン(ギリシャ/ビザンチン)を手に入れたら詳細な識別をしたいものです。

表面の人物が誰なのか?その周りの文字が意味するところは?

そして裏側の図案とその周りの文字の意味は?

これらを解読する事でよりそのコインについての理解が深まります。

ところで一口にローマコインと言っても図案と文字は千差万別。実際に細かな差異を入れると1万種類とも数万種類とも言われる膨大なバリエーションが存在しています。それら図案の差異によってレアリティ(希少性)も異なりますから当然価値もまた違ってきます。

こうしたコインの識別に役立つ書籍をこのページでご紹介(全て洋書です)。尚、ここで紹介している書籍は私が実際に所有して識別に役立つ事を確認した物ばかりです。ここに掲載していない有名なカタログもあるにはありますが、敢えて入手する必要なしと思い割愛しています。そしてローマコインは現代においても新たな図案が発見される事もしばしばあり、これら書籍がその全てを網羅している訳ではない事をご了承ください。

ローマコインカタログ

ROMAN COINS AND THEIR VALUES 1~5

通称SEAR本と呼ばれる全5巻のローマコインカタログです。ド定番です。

全巻揃いでの入手のし易さもあってとりあえず持っておきたい詳細なカタログです。1冊1万円前後で販売されていますが、コインを売買する際にはSEAR本或いはRIC(Roman Imperial Coins)で割り振られた番号を用いる事が多く、自身が持っているコインの価値を知りたい方はもちろんの事、売買も考えた場合SEAR本の購入は必須です。モノクロですが売買時に引用されるだけあって内容は非常に詳細です。

The Handbook of ROMAN IMPERIAL COINS

著者の名前をとって通称Van本と呼ばれる準カタログ的書籍。SEARやRIC程詳細ではありませんし評価額についてもざっくりとした物しか掲載されていませんが、識別とおおよその価値を知る助けにはなります。何より安価(数千円程度)なのでローマコインのカタログ入門としても最適です。SEAR本を全部揃えるのは予算的にちょっと・・・と言う方にはこちらをおススメします。モノクロ。

LATE ROMAN BRONZE COINAGE

ローマコインの図案をイラスト調で網羅しており、状態の良くないコイン(図案が摩耗しているコイン)でもわずかな手がかりからコインの識別をできるようにと作られた書籍。タイトル通り範囲は後期ローマコインに限定されていますが初心者の識別ガイドとしても役立ちます。こちらは識別専用なので評価額についての記載はありません。モノクロ。

ROMAN BASE METAL COINS

こちらも薄手でイラストをベースにコインを識別するタイプの書籍です。1冊2000円前後と安価ですし持っていて決して損はないかと思いますが、あくまでも代表的な図案のみを掲載。ざっくりとした評価額も掲載されているので入門用としてもおススメです。モノクロ。

ERIC II

大きなコインカタログです。ページ数は1400ページを超え分厚さもド級。ローマからビザンチンまでの各人物の略歴が掲載されており、特筆すべきはコインの図案がフルカラーで網羅されている点。そして多岐に渡る図案のバリエーション解説ではマッチする物にはRICやSEAR等の番号も併記、ざっくりとした評価額も記載とかなり至れり尽くせりな内容となっています。フルカラーなのでページをめくっているだけでも楽しめる一冊ですしアマゾンでも3万円前後で購入できます。

ギリシャ/ビザンチンのコインカタログ

GREEK COINS AND THEIR VALUES

ギリシャコインを詳細に識別したいのならSEAR本のこれ。とりあえずこれさえ持っていれば大丈夫です。モノクロ。

BYZANTINE COINS AND THEIR VALUES

ビザンチンコインもSEAR本が一番詳細で分かり良いかと思います。モノクロ。

各カタログ記載の評価額について

各カタログに記載されている評価額はあくまでも参考程度にとどめておきましょう。カタログに記載されている評価額とは関係なく、ありふれた図案のコインでも状態が非常に良い物は高値で取引されますし、状態が悪くとも人気図案のコインもまた高値で取引されています。つまり実際に取引(売買)される価格はあくまでもその時の需給バランス次第だと言う事です。

売り手の数よりも買い手の方が多ければコインの価格は上昇しますし、買い手の数よりも売り手の方が多ければコインの価格は下落します。

まとめ

如何でしたでしょうか。

ローマコインだけでも色々な書籍があります。ここで紹介したのはほんの一部ですが、実際に私が今も使っている書籍ばかりですのでどれもおススメです。特に私の場合はERIC IIを愛用。最近はSEARを開く事も少なくなってもっぱらERIC IIばかりにお世話になっています。

摩耗の度合いが強いほどにコインの詳細な識別が困難になりますが、表面に描かれている人物が誰か知りたいといった程度であればROMAN BASE METAL COINSの2冊だけでも十分です。個人的には紹介した中で唯一フルカラーのERIC IIをおススメしますが何せ大きくて重たいです(笑)

ギリシャコインとビザンチンコインについてはカタログは上記のSEAR本しか持っていませんが、探せば他にもっとわかり良い識別ガイドとなる書籍があるかもしれません。

ローマコインに限らずギリシャコインやビザンチンコインの識別に役立つ書籍を発見したら、追々またこのページに追加していきたいと思います。

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