【ポスタースタンプについて】
1840年にイギリスで世界最初の切手(ペニーブラック)が発行されてから切手の存在が一般的に身近なものになっていきました。ヨーロッパでは1850年頃から切手の形を模した紙(シール)に企業や商店などが製品やサービスの広告を印刷したり、或いは展示会や展覧会と言った催しを告知した内容を印刷した物を配布するようになりました。これをポスタースタンプと呼びます。
切手と違ってデザインや大きさに制約がありませんから、当時のグラフィックデザイナーや画家、イラストレーターが腕をふるい莫大な数のポスタースタンプが製作されたようです(ドイツだけでも10万種程存在すると言われています)。当初は目打ちがある切手の形そのものと言ったスタイルが主流でしたが、後年は無目打ちや丸形、型抜きしたものなど形状も非常に多種多様なものが作成されました。ポスタースタンプ自体は1940年頃までは世界中で爆発的に流行した様ですが以降宣伝広告はその他手段が採られる事が多くなりポスタースタンプは急速に廃れてしまいます。
そんなポスタースタンプを、私が素晴らしいと感じたデザインや色使いの物を中心に出品しています。展示会や展覧会のポスタースタンプでは大体年月日など日付も印刷されますが、企業や商店などの広告ものには日付の類は印刷されていません。ですがほぼほぼ1800年代後半から1900年代初頭の間に作られた本物です。コレクションにも良いですし或いはデコレーションやペーパークラフトなどのアクセントに如何でしょうか。切手とは似て異なるポスタースタンプならではの魅力を身近に感じてみてください。 ※商品画像には盗用対策に透かしを入れていますが実物にはありませんのでご安心ください。
発行国:ドイツ
発行年:不明
状態:未使用
内容:レオンハルディ/インク/接着剤/シーリングワックス/企業広告
サイズ(縦横):60mm x 40mm
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